北海道電力、住友電気工業は12月25日、共同で設置作業を進めてきた北電南早来変電所(北海道安平町)の大型蓄電システムが竣工したと発表した。新設備の定格出力は1万5000kW、容量は6万kWhで、レドックスフロー電池としては世界最大級の規模となる。これから実証試験に入り、平成31年3月までの予定で風力発電や太陽光発電の出力変動への調整力を実証する。
また、従来火力や水力が担ってきた周波数調整機能と同システムを組み合わせ、周波数調整力に与える効果を検証する。さらに余剰電力(下げ代)対策運転手法の開発、電池の性能やシステム効率なども評価する。