東京電力と中部電力は12月22日、両社の既存燃料事業(上流・調達)、既存海外発電、エネルギーインフラ事業を平成28年7月にJERA(東京都中央区)に統合することを決めた。JERAは両社が折半出資して今年4月に設立した企業で、今後は平成28年5月に3事業のJERAとの分割契約を締結、7月にJERAに3事業を統合する。平成29年春頃には、JERAに両社の既存火力発電事業を統合するかどうかを判断するという。
両社は、3事業をJERAに統合することで、この3事業をJERAで一体的かつ最適にマネジメントする体制が整うとしている。両社の既存火力発電事業・関連資産のJERAへの統合では、東京電力の経営改革の進展状況とJERAの事業成果を確認した上で、今後具体的に検討するとしている。