オリックスは12月21日、次世代大型蓄電池の研究開発・製造を手掛けるベンチャー企業「UniEnergy Technologies LLC」(UET、米シアトル)に出資したと発表した。UETの100%持ち株会社が第三者割当で議決権付優先株式を発行し、同社がその一部を引き受ける形で、持ち株会社の議決権10%を保有する。
UETは次世代バナジウム電解液を使用する電池の開発を行っており、今後の事業拡大を見据え増資を決めた。これに今回同社が資本参加したもので、中国のバナジウム総合メーカーも出資している。UETは米国内外で次世代電池の拡販を図る予定で、将来的には中国や日本での事業展開も視野に入れているという。