2015/12/04 ニュース
クラレ、クレハとの電池合弁事業から撤退
 クラレは12月2日、クレハなどとの共同出資で設立したリチウムイオン二次電池(LiB)用材料を扱う合弁企業、クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン(KBMJ、東京都中央区)から撤退すると発表した。同社が保有する株式はクレハに売却する。KBMJには伊藤忠商事、産業革新機構も出資しているが、この2社も同様に保有株式をクレハに売却、同事業から撤退する。これを受け、2016年4月1日付でKBMJはクレハの完全子会社となるが、3社の事業引き渡し後、解散の手続きに入る。
 
 3社の事業撤退とKBMJの解散は、車載用LiB市場の本格化が予想より遅れていること、LiB用ハードカーボン負極材需要が伸び悩んでいることなどが原因。これらに加え、当面新たな設備投資の計画がなく、資本調達の必要性もないことなどから、3社は事業撤退を決めた。クラレと伊藤忠商事は12月末日までに、産業革新機構は来年1月末日までに、それぞれが保有するKBMJの株式をクレハに譲渡する。 KBMJの資本金は10億3900万円で、議決権比率は▽クレハ50.1%、▽伊藤忠商事20%、▽クラレ20%、▽産業革新機構9.9%となっていた。