2015/12/04 ニュース
自社のIoTシステムが三菱重工業の風車に採用 セールスフォース
 セールスフォース・ドットコム(東京都千代田区)は12月2日、三菱重工業が風車事業の運転管理で同社のクラウド統合プラットフォーム「Salesforce App Cloud」を活用したIoTシステムを本格稼働したと発表した。新システムは風車の運転状況を遠隔監視し、収集データを統合して可視化することで、風力発電機の予防保守に貢献するという。
 
 三菱重工業は、新システムの導入で風力発電設備のセンシングデータを有効活用する。発電量や風車の回転数など運転データを自動収集し、保管、分析、監視します。新システムの導入で、従来のプラントサイトごとの専用システムではできなかった、全発電設備の事象の一元化が実現できた。このため、風車を設置した施設ごとの運転状況やブレードの状態を日次監視できるようになり、風車の予防・保守体制が強化できた。新システムの導入は同社のIoCパートナー、ウフルが行った。三菱重工業は、新システムをSalesforce Sales Cloudと連携させ、部品の交換時期の把握から発注まで一貫したサービスを顧客に提供し、顧客満足度を向上させることを見据えているという。