2015/12/02 ニュース
関西電力、富山県で中小水力を竣工し営業運転開始

 関西電力は11月30日、富山県黒部市の自社所有ダム「出し平ダム」に建設していた中小水力発電設備「出し平発電所」が竣工し、商業運転を始めたと発表した。新設備は同社152か所目の水力発電設備で、最大出力は520kW(1基のみ)、年間発電量は約171万kWh。従来、発電に用いず放流していた河川の維持流量を有効利用して発電する。維持流量を活用した発電所では大桑野尻発電所以降2か所目となる。同社では、今回の稼働でCO2排出量を年間約900t削減できると見込んでいる。