東芝は11月4日、横浜市港湾局から自立型水素エネルギー供給システム「H2One」を受注したと発表した。官公庁からの初受注案件で、大黒ふ頭の横浜港流通センターに設置する。同社は、H2Oneが災害時にも安定的に電力を供給できる点と低炭素性が評価され、受注に結びついたとしている。
今回受注したタイプは、災害時に再生可能エネルギーと水素を活用して、事業の継続性を確保するために必要なエネルギーを自給自足できるBCPモデルという。事前に水素タンクに貯蔵しておいた水素を燃料電池で発電し、大黒ふ頭内で発災後72時間以内の情報受伝達などに必要な電力を供給する。