関西電力は11月2日、今年6月に新設した水力事業本部内に「水力調査所」を新設したと発表した。水力調査所は主に水力開発地点の発掘・調査を行う部署で、近畿エリア・北陸エリア・東海エリアの担当部署をそれぞれ設置する。今後は、それぞれの調査所が担当エリアの開発地点を詳細・迅速に調査するという。
水力調査所は、担当エリアの自治体や他事業者などから、水力発電の有望地点などの情報を積極的に収集する。有望な地点があれば、事業化や技術面などの検討を行うことで、新規開発の早期実現を目指す。同社は、農業用水や上下水道などの既設インフラを活用した開発も視野に入れており、地域活性化の観点からも有望案件の掘り起こしを進めていく。