2015/10/26 ニュース
住友商事、ベルギーで165MWの洋上風力発電を着工
 住友商事は10月23日、ベルギーで165MWの洋上風力発電設備を着工したと発表した。総事業費は約880億円で、発電する電力はベルギーにある電力会社に売電する。この案件は、昨年6月に同社が参画した「ノーベルウィンドプロジェクト」で、同社と欧州住友商事が、洋上風力発電事業の開発運営会社、パークウィンドと共同開発している。
 
 3社は、10月21日付で案件を進めるための約4億6000万ユーロ(邦貨換算約620億円)のノンリコースプロジェクトファイナンスを組成した。今後、ベルギー沖約45km、水深約21~37mの海域に発電設備を建設する。竣工~稼働開始は2017年末頃の予定で、風力発電機はデンマークMHIヴェスタスの3.3MW型機を50基調達する。同社は、この案件はヨーロッパの洋上風力発電事業で、国内企業が開発初期段階から事業会社(開発・運営主体)に出資参画する初めてのケースだとしている。同社の同案件への出資比率は39.02%。