出光興産、国際石油開発帝石、三井石油開発は10月5日、1日から北海道・阿女鱒岳地域で構造試錐井の仮噴気試験を実施したと発表した。地熱発電事業のため、平成23年から行っている事業化調査の一環で、25年度に掘削したAME-1号井と今年掘削したAME-3号井で行う。同調査では井戸の噴気能力(蒸気量)、地下温度などを検証する。
現在実施している調査は第2段階で、掘削中のAME-4号井でも28年度までに実施する予定。並行して、近隣の温泉井で温泉水の温度、湧出量、化学成分をモニタリングしている。3社は今後、今回の調査結果から試験井掘削、生産・還元試験などの第3段階調査に移行するかどうかを判断する。