2015/10/08 ニュース
気象予報から蓄電システムを自動制御するHEMS NEC
 日本電気(NEC)は10月8日、気象予報から太陽光発電量を予測し、蓄電システムを自動制御するクラウド型ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を同日に発売すると発表した。住宅メーカー、太陽光発電メーカーなどに売り込む。価格はオープン価格で、受注してから11月下旬に出荷を開始する。新製品は今後、電力測定機能を持つ外部機器に対応し、その第一弾としてオムロン製住宅向け太陽光発電用計測ユニットとの連携を計画中という。同社は今後3年間で10万台を売り上げる意向。
 
 新HEMSは、気象予報から翌日の太陽光発電量を予測して同社製の小型蓄電システムが充電するタイミングを自動制御する。例えば、翌日の気象予報が曇りの場合、前日の深夜に充電する。また、ブレーカーごとに電力消費量を可視化し、スマートメーターから家全体の正確な電力消費量データを受信する。計測したデータは瞬間値の他、日別、月別、年別など様々な集計が可能。さらに、クラウドに電力消費量や太陽光発電量など各種データを蓄積でき、蓄積したデータを集計・加工し活用することで、住宅メーカーなどが新サービスを創出することに貢献する。