旭化成は9月28日、グループ会社の旭化成イーマテリアルズ(東京都千代田区)が、宮崎県日向市の細島4区工業団地でリチウムイオン二次電池の生産設備を増強中だと発表した。約50億円を投じて既存の生産ラインに第5系列(製造能力約6000万㎡/年)を新設し、LIB用セパレータ「ハイポア」を増産する。第5系列の稼働は来春を予定している。
一方、同社は8月26日付で米Polypore Internationalの買収手続きを完了し、Polyporeの製品「CELGARD」をラインナップ化した。これらの措置で、グループ全体の湿式セパレータ製造能力は3億5000万㎡/年、乾式セパレータは2億㎡/年に引き上げられる。