新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9月11日、着床式洋上風力発電の知見などをまとめた「着床式洋上風力発電導入ガイドブック」と、「着床式洋上風力発電の環境影響評価手法に関する基礎資料」の第1版を作成したと発表した。NEDOのウェブサイト(http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku_c.html)で閲覧・ダウンロードできる。
ガイドブックでは、千葉県銚子沖と福岡県北九州市沖などで実施している研究の成果などを収録しており、平成28年度の事業終了までの成果を盛り込んだ最終版も事業終了後に公表する。ガイドブックでは、国内外の現状と動向などの基礎情報、設置、運転、保守など発電計画を策定するための情報を導入手引きとして収録した。また、基礎資料では、銚子沖と北九州市沖の実証研究の環境影響評価成果や既往調査資料なども環境影響評価事例として盛り込んだ。このほかNEDOのサイトでは、3月末時点の風力発電設備導入量などを集計した「日本における風力発電設備・導入実績」も公開している。