富士電機は8月31日、丸紅プロテックス(東京都新宿区)からガラパゴス諸島向け太陽光発電と出力安定化システムをフルターンキーで受注したと発表した。既に着工しており、平成28年1月の稼働を目指す。この案件は、丸紅プロテックスが政府の環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」の一環として、日本国際協力システムから受注していたもの。
着工した設備は、出力67kWの太陽光発電設備、容量4250kWhの出力安定化システムで構成され、ガラパゴス諸島のバルトラ島空港に設置される。導入される出力安定化システムは、再生可能エネルギーの発電状況に応じ、双方向パワーコンディショナーなどで蓄電デバイスの高速充放電を制御し出力を安定化させる。鉛蓄電池とリチウムイオン蓄電池を取り入れたシステムで、太陽光発電設備と隣接地の既設風力発電設備(2250kW)の出力安定化を図る。