2013/03/29 ニュース
山形県、融雪期で小水力発電所の発電量を増量

 

 
 山形県は、山形市内を流れる馬見ヶ崎川で水利使用許可を取得した。これで3月からの融雪期に小水力発電設備の発電能力を引き上げる。県は従来から融雪期で河川の水が増す時期に、その河川水を活用した水力発電について検討してきており、今回年間発電量を100万KWh(一般家庭240世帯分)引き上げる。
 
 取水量を引き上げるのは市内の最上川中流小水力南舘発電所。宮城県との県境に近い妙見寺・馬見ヶ崎川左岸から取水する。これにより3月11日~5月5日の融雪期の取水量を0.763立法m/秒から2.0立法m/秒に増量。これで9月11日~5月5日の非かんがい期に、594kWだった発電出力が1374kWと倍以上に引き上げられる。同発電所は山形発電が管理運営を行っている。