2015/07/31 ニュース
神鋼環境、安芸郡でガス化溶融炉の基幹改良を受注
 神鋼環境ソリューションは7月30日、6月に安芸地区衛生施設管理組合(広島県)から流動床式ガス化溶融炉(処理能力130t/日、65t/日×2系列)の基幹的設備改良工事を受注したと発表した。工事は6月に着手しており、平成30年3月までに完了する予定。同組合との契約金額は28億8360万円。
 
 同組合は安芸郡の府中町、海田町など4町から排出される可燃ごみを処理するガス化溶融炉を同社に発注しており、稼働後13年が経過している。今回は炉の機能回復と15年間の延命化、ごみのエネルギーで発電する蒸気タービンの発電能力向上を図る。これらの措置で再生可能エネルギーの創出を増やし、CO2排出量も3%以上削減する。さらに処理システムを簡素化し、高効率モーターの導入とインバータ化で省電力化を図る。工事は、操業計画を変えず1炉を稼動させながらもう1炉を改修する形で行う。