2015/07/08 ニュース
岩手県、今後計220MWの風力発電設備を導入へ
 岩手県は7月6日、二戸地域など3地域4地区に合計出力220MWの風力発電設備を導入する構想を明らかにした。今年3月に策定していた「風力発電導入構想」がそれで、県内の各地で風力発電の導入可能性が高い地域を調査・選定した。県では今後、関係自治体と連携しながら事業化をはかる。
 
 同構想では、風況や希少な猛禽類の生息状況、系統連係などを考慮し、導入可能性が高いと見られる3地域4地区を選定した。まず、▽稲庭高原周辺地区(二戸市)に点在する牧野に約100MW分の設備導入を見込むほか、▽二戸市と軽米町の境にある折爪岳北側地区に最大約40MW、▽久慈市山形町と九戸村の境にある山形基幹牧場周辺地区に最大約80MWの設備導入を見込む。また、将来的には花巻市、北上市などの境に位置する中山峠とその周辺の尾根にも設置を想定している。