大建工業(大阪市)は6月15日、岡山工場(岡山市)にバイオマスボイラーを増設すると発表した。新ボイラーは5月に着工し、平成28年7月の稼働を予定している。総投資額は約14億円で、乾燥装置などの熱源として稼働中の天然ガス焚きボイラーから切り替える。
燃料には木くずや廃材などを活用し、エネルギー使用量(原油換算値)を年間4000kl、CO2排出量を年間8000tそれぞれ削減する。同社は平成19年に同工場でバイオマスボイラーを導入しており、この増設で国内グループ工場全体のエネルギー使用量を年間10%(平成26年実績比)の削減を見込む。一方、グループ工場全体のエネルギー使用量での再生可能エネルギーシェアは、41%から47%に引き上げられる。