2015/04/30 ニュース
環境省、再エネ由来の水素供給事業に1.2億円を補助
 環境省は4月27日、「平成27年度地域再エネ水素ステーション導入事業」の公募を始めた。同事業は、再生可能エネルギーを活用して製造する水素を燃料電池自動車(FCV)に供給する、水素ステーションを導入する経費を一部補助する。国の補助でFCVの普及を促進し、エネルギー由来のCO2排出を抑制する。水素ステーションの補助率は設置費用の4分の3で、補助金交付額は1基当たり最大1.2億円。5月15日まで応募を受け付ける。
 
 同事業では、水素ステーション一式と設置費用が交付対象とされる。ただし、太陽光発電パネルや風力発電設備などを既に保有し、電源として活用可能な場合は、水素ステーション本体とその設置費用が交付対象となる。審査は応募締め切り後、書類審査を行い、通過した応募書類は同省の審査委員会が書類審査を行う。選定された事業者は補助金の交付決定後、1か月以内に事業に着手する義務が生じる。