2015/04/30 ニュース
大阪ガス、子会社などが2年後に大阪市で消化ガス発電事業
 大阪ガスは4月28日、完全子会社のOGCTS、月島機械、月島テクノメンテサービスの3社が5月1日に大阪市と「大阪市下水処理場消化ガス発電事業」に関する契約を締結すると発表した。3社は今後発電設備を建設し、平成29年4月から発電事業を開始する。各発電設備の出力は、▽大野下水処理場が750kW(25kW型ガスエンジン×30基)で年間発電量は550万kWh、▽海老江下水処理場は700kW(25kW型×28基)で年間発電量は510万kWh、▽放出下水処理場は1320kWh(660kW型×2基)で年間発電量は9100kWh、▽住江下水処理場は1320kWh(660kW型×2基)で年間発電量は6100kWhと、合計出力は4090kWh、総年間発電量は約2580万kWhとなる。
 
 同事業は民設民営方式で行われる、下水処理場での消化ガス発電事業で大阪市の公募案件だった。3社は昨年10月10日に発電事業者に選定されている。3社の役務分担は、OGCTSが発電事業の運営、月島機械が発電設備の設計・建設、月島テクノメンテサービスが発電設備と付帯設備の保守・修繕となっている。発電で生じる廃熱は下水処理設備の消化槽で加温に利用する。