豊田通商は3月30日、子会社のエネ・ビジョン(名古屋市)が全額出資で木質バイオマス発電の事業会社「えひめ森林発電」を設立したと発表した。新会社は、発電端出力1万2500kW(送電端1万1100kW)のバイオマス発電プラントを建設し、年間約8万7000MWhを発電、発電する電力を四国電力に売電する。年間売電収入は最大約24億円を見込み、平成29年12月に発電プラントを竣工する予定。
発電プラントはプラントコミッショニングなどを終了後、平成30年1月に営業運転を開始する。発電燃料には、発電所近郊の間伐材や林地残材などの未利用材を主に使用し、一部ヤシガラの輸入材を混焼させる。発電プラントは愛媛県松山市のコンビナート内に建設する。