2015/03/27 ニュース
静岡県、平成25年度末の新エネ導入率が7.8%に
 静岡県は3月25日、県の再生可能エネルギー導入を促進する「ふじのくに新エネルギー等導入倍増プラン」の進捗評価書を公表した。評価書によると、平成25年度末時点での新エネルギー等導入率は7.8%となり、平成24年度の7.0%から0.8ポイント上昇した。
 
 同プランは平成23年3月に策定され、県は同プランに沿って民間事業者や県下の自治体と毎年度新エネルギー等導入率をモニターしている。導入率は平成22年度が6.3%、23年度が6.6%、24年度が7.0%と右肩上がりで推移しており、県では32年度の目標値10%以上の達成に向けて推移は着実だという。種類別では、太陽光発電が24年度から倍増した一方、バイオマスや中小水力、天然ガスコージェネレーションは導入が遅れ気味としている。また、最終エネルギー消費量はプラン策定時の将来推計を下回り、19~24年度の5年間で13%減少した。製造業部門では29%と著しく減少したが、家庭や業務部門では増加した。23年度の温室効果ガス排出量は、基準年(平成2年度)から16%減少し、25年度までに13.6%減少させるという中間目標を上回る減少幅となった。