2015/01/26 ニュース
三菱マテリアル、発電など視野に埼玉県とバイオガス化実証試験
 三菱マテリアルは1月26日、資源・リサイクル事業本部が埼玉県の下水処理施設「小山川水循環センター」(埼玉県本庄市)」でバイオガス化実験に着手すると発表した。湿式中温メタン発酵方式で処理能力1t/日の実証プラントを今年度内に設置し、来年度から実証実験に入る。
 
 この実証試験は、環境省の補助事業「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の一環として実施される。同社は平成25年度から同事業に着手しており、平成27年度が最終年度となる。同事業には実証実験のほか、バイオガス化システム最適化、事業モデル検討(10~30t/日を想定)なども含まれている。同社は埼玉県と、食品残渣や下水汚泥などが原料のバイオガス化システム構築と、発電などのエネルギー利用まで含めた事業モデルを検討する。