三菱重工業は10月28日、デンマークの風力大手ヴェスタスとの合弁会社、MHI Vestas Offshore Wind A/Sが開発した風力発電機「V164-8.0MW」のプロトタイプが、24時間で19万2000kWhの発電量を記録したと発表した。同社はこのデータが、1日あたりの単機出力としては世界最高としている。
開発中のV164-8.0MWは、定格出力が8000kW(8MW)で、ブレード長は80m(受風面積は2万1124㎡)。プロトタイプのハブ高は140m、全高は220mと開発中の設備としては世界最大という。今回のデータは、デンマーク技術大学がデンマーク北部のウスタイル試験場で10月6日~7日に行った実証運転で記録した。