日立マクセルは10月22日、平成27年3月期第2四半期の業績予想を修正した。修正後の予想業績は売上高755億円(当初予想より3.2％減)、営業利益20億6000万円(14.2％減)、経常利益23億7000万円(7.7％増)、当期利益17億5000万円(2.8％減)と減収減益となる見通し。

 

　修正の主な要因は、民生用リチウムイオン電池の受注減だとしている。輸出向けの不振も一因と考えられており、第3四半期以降も厳しい状況が予想されるという。このため、リチウムイオン電池事業は従来のスマートフォン向けからマイクロ電池や定置型蓄電システム向けなどに経営資源をシフトする。同事業では人員削減や製造委託の拡大、130名程度を委託会社に転籍させるなどの措置を行う。