2014/10/22 ニュース
新潟県、浮体式水車で海洋エネルギー導入実証試験
 新潟県は10月21日、10月28日~31日の期間に粟島浦村沖で海洋エネルギー導入実証試験を実施すると発表した。漁船につなぐ形式の浮体式小型潮流発電装置(定格出力30W、最大100W)で、発電性能や防水性などを検証する。最終日の31日は、泉田裕彦知事も実証試験を視察する。
 
 粟島浦村沖は、国の海洋再生可能エネルギー実証フィールドに選定されており、この海域での実証試験は今回が初めて。実施主体は新潟県海洋エネルギー研究会、日本大学理工学部で、この2者に粟島浦村と粟島浦漁業協同組合が協力する。28・29日の両日は内浦漁港で曳航予備試験を行い、30・31日は実証フィールドでの実証試験となる。今回、試験に使われる発電装置は低流速でも発電する小型のプロトタイプで、浮体は3m×3mの鉄製、水車は50cm×50cmの可変ピッチ式という仕様になっている。