日立造船は10月14日、自社の築港工場(大阪市大正区)で、中規模工場に対応可能なマイクログリッドシステムの実証実験を同日から始めると発表した。実証期間は10月~平成27年3月で、設備は太陽光発電設備(出力130kW)、蓄電設備(容量50kWh)、パワーコンディショナーなどで構成される。
実証試験は、太陽光発電や風力発電など複数の発電設備と蓄電設備を連結し、使用電力を制御して電力供給の安定化を実証するため行われる。今回は、500kWの設備規模に対応できるシステムの構築を目指しており、商品化されれば工場やビルなどで運用できる。同社は、将来的には主力商品の一つであるごみ焼却発電設備に導入できるよう、大規模施設への対応を目指していく。