2013/03/14 ニュース
昨年の新規分散型電源、太陽光が9割以上に

 

 資源エネルギー庁は3月13日、平成24年4月~12月の再生可能エネルギー発電設備の導入状況を公表した。それによると、この期間に運転を開始した発電設備の総設備容量は117万8000kWとなり、そのうち太陽光発電(住宅・非住宅の合計)が111万9000kWと9割以上を占めた。4月~6月の稼働実績では、住宅用の太陽光が30万kW、非住宅は2000kWだった。
 
 このほか、風力は3万4000kWで4月~6月の稼働実績は見られなかった。1000kW以上の中小水力は1000kWで、4月~6月に稼働している。1000kW未満のものは2000kWで、1000kWが4月~6月に稼働。バイオマスは2万2000kWで、6000kWが4月~6月に運転を開始した。地熱は年間を通して稼働が見られなかった。
 
 一方、12月末までに経済産業省から認定された設備容量では、住宅用太陽光が84万7000kW(前月比12万kW増)、非住宅が385万7000kW増(132万2000kW増)と大幅に増加。風力は45万6000kW(11万3000kW増)、1000kW未満の中小水力は3000kW(1000kW増)だった。バイオマスは7万2000kW(3万2000kW増)、地熱は1000kW(増減なし)で、1000kW以上の中小水力の認定はなかった。今回の調査分も含めた、認定済みの都道府県別の総設備容量で最も出力が大きかったのは北海道の76万182kWで、最も少ないのは福井県の9230kWだった。