2014/09/19 ニュース
本田技研ほか、ごみ焼却発電設備に水素ステーションを新設
 本田技研工業は9月18日、「スマート水素ステーション」をさいたま市東部環境センター(埼玉県さいたま市)内で竣工したと発表した。さいたま市、岩谷産業と共同で開発・建設したもので、自社開発の高圧水電解システムを採用した。同社は4月に、さいたま市燃料電池自動車「FCXクラリティ」を公用車として納入しており、燃料電池車と共に活用することで、水素ステーションの実用化研究を進める。
 
 新設した水素ステーションは、高圧水素タンクから充填ノズルまでの主要部位をパッケージ化した。これで工事期間と設置面積を大幅に削減できた。さいたま市東部環境センターは、廃棄物発電の電力で水素を製造しており、この水素を使用する製造~使用と上流・下流で環境負荷が少ない使用過程が構築できたことになる。