2014/08/29 ニュース
山形県、酒田港沖に洋上風力発電設備設置へ
 山形県は酒田港(酒田市)の洋上に風力発電設備を設置するための専門組織「酒田港風力発電導入検討協議会」をこのほど設置した。酒田港の管理者が設備設置の適地を選定しやすくし、発電事業者の公募などを支援していく組織で、今年度は10月と平成27年3月にそれぞれ会合を開催する。平成27年度以降には発電事業者の公募にも踏み切る。
 
 同協議会では、酒田港北防波堤の沖合100m圏内を立地に適していると見ている。船舶の往来や漁業などに支障がなく、ウィンドパワーさかたやエコ・パワーなどが設置した既存の風車(付近に計12基が存在)とも競合しないという。酒田港の風況は平均7.2m/秒と風力発電に適しており、県は12MW(3MW型×4基)、15MW(5MW×3基)の設備設置を想定。景観や灯台の視認性などを勘考し、適正な発電規模を試算する。