2014/08/18 ニュース
北海道知事、石狩市の風力発電案件で知事意見提出
 高橋はるみ・北海道知事は8月15日、エコ・パワーが予定している「石狩湾新港ウィンドファーム(仮称)事業」で、環境影響評価準備書への知事意見を表明した。
 
 同事業は、北海道石狩市、北海道小樽市に出力1万2000kW(3000kW型機×4基)の風力発電設備を建設するもの。同事業の環境影響評価準備書は今年2月14日~3月13日の期間に縦覧された。知事意見では、▽騒音・超低周波音の影響を調査・予測し、可能な限り影響の回避、低減を図ること、▽騒音・超低周波音が心身に及ぼす影響は不確実性があるため、設備の稼働後、影響が確認された場合の対策を検討すること、▽事業実施区域の周辺には希少な猛禽類や渡り鳥が確認されたため、バードストライクが発生した場合は、環境保全措置の実施を検討すること、▽また、キタホウネンエビが生息する融雪プールが予定区域周辺に存在するため、建設工事で生息環境への影響を可能な限り回避する施工方法を検討すること、などを求めている。