2014/07/28 ニュース
NTN、風車用超大形主軸受試験設備を自社研究所に導入
 NTNは7月25日、洋上風力発電装置の主軸用軸受の開発を強化するため、超大形軸受のの試験設備「WIND LAB.」を同社の先端技術研究所(三重県桑名市)に導入したと発表した。対象風車は出力2~10MWまでのもので、最大外形4200mmまでの軸受を試験・解析できる。
 
 また、垂直・水平方向に配置した6個の油圧シリンダーで軸受に荷重を発生させ、実際に風車で使用されている状態を再現する。このことで、軸受の詳細な技術解析や仕様の検討が行える。定常状態での評価に加え、極限状態にある荷重条件下の試験も可能という。さらに、同設備に自社開発の風力発電装置用状態監視システム「Wind Doctor」を組み込み、試験中の軸受の状態を把握し、軸受の機能向上とWind Doctorによる設備診断技術の高度化を図る。