2014/07/28 ニュース
次世代エネルギーとしての水素の有効性を否定 フロスト&サリバン
 各種リサーチ、コンサルティングなどを手掛けるフロスト&サリバンインターナショナル(東京都港区)は7月25日、水素エネルギーに関する分析を実施したと発表した。それによると、現在既存エネルギーの代替エネルギーとして有望視されている水素は、今世紀の有望な代替エネルギー源にはなりにくいという。
 
 プラマド・ディブル・同社エネルギー・環境部門リサーチアナリストは、その理由を「水から水素を抽出する電気分解では、抽出された水素の発電量より多い電力が電気分解で消費されるため、水素のエネルギー変換効率が低い」としている。水素を電力として利用するためには、まず水から水素に変換し、水素から電力への変換が必要になる。また、水素はほぼ全ての格納容器を通り抜けるため、貯蔵が非常に難しい。圧縮水素は、水素は水素の圧縮工程で使用可能な水素エネルギーの約2%が消費されるので、化石燃料と比べて使用できるエネルギー容量が少ない。これらの理由から、プラマド氏は「エネルギーとしての水素の活用は、ロケット燃料などの特殊な用途に限られるだろう。科学技術が飛躍的に進歩しない限り、水素は21世紀の代替エネルギー源としては適切でない」とコメントした。