日立キャピタルと日立製作所は7月14日、両社が共同で設立した日立ウィンドパワーを通じ、秋田県秋田市に風力発電設備を建設すると発表した。設備名は「秋田天秤野風力発電所」で、2.1MW型のダウンウィンド型風車「HTW2.1-80A」を1基建設する。今年度下期の予定で着工し、平成27年度上期中に竣工させる予定。発電出力は約2.0MW、年間発電量は約5700MWhの見通し。発電した電力は全量を東北電力に売電する。 

 

　同発電所は、秋田県の県有地(面積1万8000㎡)を賃借して建設する。敷地内には風況観測用の風況ポールを設置し、HTW2.1-80Aの性能確認などを行う試験場としても活用する。HTW2.1-80Aは極地10分平均風速55m/秒に耐えうる、強風や乱流が発生しやすい日本の風土に適した高風速対応機として開発された。同発電所は、日立ウィンドパワーが保有する3 か所目の発電所となる。