日産自動車は6月10日、同社初の商用電気自動車(EV)「e-NV200」を10月に発売すると発表した。今年度は月間500台、年度では1000台の売り上げを目指す。e-NV200はバンタイプ・ワゴンタイプの計8車種があり、価格は388万440円~478万6560円。全車種がエコカー減税の対象車種で、最大85万円の購入補助金が受けられる「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象でもある。
e-NV200は既存車種NV200バネットをベースに開発され、EVとしては「日産リーフ」に続く2車種目となる。走行用バッテリーから最大で1500Wの電力を供給できるパワープラグが、車両の前・後部に配置されている。このため屋外の非常用電源としても活用できるようになっている。また、バッテリー残量警告灯の点灯後、最高速度を時速100kmに制限し、電力消費を抑制するエナジーセーブモードを搭載している。