ナカバヤシグループの松江バイオマス発電(島根県松江市)は5月29日、木質バイオマス発電所の起工式を開催した。市内の大井町に間伐材、林地残材の未利用材や製材残材などが燃料のバイオマス発電設備を建設する。発電設備の出力は約6250kW、年間発電量は約4342万kWh。燃料は島根県素材流通協同組合から調達し、来春の稼働を目指す。
同社は昨年の5月に合弁形式で設立されており、出資比率はナカバヤシ55%、日本紙パルプ商事40%、三光5%。発電設備は、供給された木材チップを燃やしてボイラーで蒸気を発生させ、その蒸気で蒸気タービンを回し発電する。