2014/04/16 ニュース
岐阜県、県営ダム活用の小水力発電を中部電力に許可
 岐阜県県土整備部河川課は4月16日、中部電力が県営の阿多岐ダム(郡上市白鳥町)で発電事業を行う小水力発電設備「阿多岐水力発電所」の設置を許可したと発表した。同社から県に改正河川法に基づき申請されていたもので、11日に登録した。
 
 阿多岐水力発電所は阿多岐ダムの落差を利用して発電するもので、最大出力は190kw。最大使用水量は 0.70立法m/秒で、年間発電量は130万kWhと見込まれている。同社は5月に着工し、平成27年6月から商業運転を行う予定。 県は、ダムの建設・管理費用を同社が負担すること、流水占用料収入があることなど、発電事業には財政的なメリットがあるとしている。なお、県は11日付で、同社の矢作第二ダムに設置する小水力発電設備「新串原水力発電所」(出力220kw、最大使用水量1.56立法m/秒、年間発電量170万kWh)の設置も登録した。