2014/03/28 ニュース
十文字チキン、鶏糞焚き発電設備を岩手県に建設
 十文字チキンカンパニー(岩手県二戸市)は、岩手県軽米町に鶏糞燃料のバイオマス発電設備を建設する。発電出力は6250kW、自家消費分を除く送電能力は4800kWで、5月に着工する予定。商業運転開始は平成27年12月を予定している。 
 
 同設備は、鶏糞焚きの流動床式燃焼水管ボイラー、蒸気タービン発電機などで構成され、倉敷紡績が設計施工を行う。燃料の鶏糞(使用量400t/日)は、主に自社と提携農場から調達する。建設資金は、農林中央金庫を幹事行とするシンジケートローンで調達する。同社の鶏糞焚き発電設備は、現在宮崎県の2か所と鹿児島県1か所の計3か所があり、どのプラントも順調に稼動中。新設備は九州以外では初の建設となり、食鳥業界の単独企業としては最大規模となるという。