2013/07/29 ニュース
出光興産、北海道・秋田県で地熱発電用試錐井を掘削開始
 出光興産、国際石油開発帝石、三井石油開発の3社は、北海道阿女鱒岳(赤井川村)、秋田県小安地域(湯沢市栗駒国定公園内)で構造試錐井の掘削を開始した。平成23年に地熱発電用の地表調査を行った地点で、阿女鱒岳は7月16日から、小安では7月25日から掘削を行っている。
 
 今回の調査では試錐井を掘削し地質構造、地下の温度、透水性などを調べる。阿女鱒岳は10月上旬まで作業を行い掘削深度2000mまで掘り下げる。小安地域では11月上旬まで、深度1800m(OYE-1号)、1700m(OYE-2号)まで2か所で掘削し各種データを収集する。3社は平成23年度までに構造試錐井を他にも数坑掘削し、その結果から試験井の掘削、生産・還元試験、環境調査など第三段階の調査が可能かどうかを判断することになっている。