8月26日、栃木県・宇都宮エリアにLRT(宇都宮芳賀ライトレール線)が開業した。路面電車の新設は75年ぶりで、既設の路線を改築するのではなく、ゼロから作ったLRTとしては全国初。宇都宮市は2030年までに公共交通の脱炭素化を目指しており、LRTは騒音や振動が少なく、人と環境にやさしい「次世代型路面電車システム」としてその活動の一角を担う。電力は、一般ごみの燃焼によるバイオマス発電や家庭用太陽光発電で作られる地域由来の再生可能エネルギーを使用。CO2を年間9,000トン削減することに貢献するという。