独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京)、大手ゼネコンの鹿島とグループ会社(東京)が青森県八甲田の2エリアで地熱発電開発の可能性を探る調査を計画中。本年度中の調査着手を目指している。火力原子力発電技術協会によると、現在国内で稼働する地熱発電所は75地点98基(2020年度末時点)で東北、九州に集中している。地熱発電は天候に左右される太陽光や風力に比べ安定して発電でき、蒸気を使った後の熱水は農業用ハウスの暖房などに活用が可能。日本は世界3位の地熱資源量を誇るが、火力や原発を含めた総発電量に占める地熱発電の割合は0.25%(2022年)に留まっている。