2019/08/20 ニュース
発電プラントの反動減などが影響し減収減益 富士電機
 
 富士電機が7月25日に発表した2020年3月期第1四半期連結決算によると、同期は売上高1760億1000万円(前年同期比10.1%減)、営業利益36億4200万円(42.7%減)、経常利益38億5200万円(47.6%減)、当期利益25億2800万円(53%減)の減収減益となった。主要6部門中、パワエレシステム・エネルギー部門の売上高は424億円(5%減)、営業損益は12億円(1億円減)とこちらも減収減益だった。エネルギーマネジメント分野で、前年同期に大口案件を獲得したためその反動減が見られた。一方で原価低減策の推進などで、営業損益は前年同期を上回った。施設・電源システム分野も、同様に反動減が見られたが、盤事業で海外大口案件が増加し、増収増益となった。発電プラント部門は、売上高146億円(40%減) 営業損益6億円(4億円減)と大幅な減収となった。前年同期に火力・水力発電設備と太陽光発電設備の大口案件を計上し、その反動減が影響して低迷した。通期は全社で売上高9300億円(1.6%増)、営業利益620億円(3.4%増)、経常利益636億円(0.2%増)、当期利益404億円(0.3%増)と、微増ながら最終増益を見込む。