三菱総合研究所は7月23日、蓄電池関連のベンチャー企業エクセルギー・パワー・システムズ（東京都文京区）と業務・資本の両面で提携したと発表した。今回の提携で、両社は、▽欧州の事例などを踏まえ、再生可能エネルギー(再エネ)の主力電源化に必要な調整力の制度設計を検討、▽多様なパートナー企業と連携し、エクセルギーの蓄電池を活かした高速調整力プロジェクトの実装・展開、▽これらを着実に進めた再エネ主力電源化の実現への貢献－－を目指す。エクセルギーは自社の蓄電池を活用して、欧州で稼働指令を受けてから短時間で応答できる、高速調整力サービスの提供に挑戦している。同社は、両社の事業経験や、同社のソリューションとノウハウを組み合わせて日本での課題解決を目指すと決め、今回の提携に踏み切った。