2019/03/14 ニュース
大阪ガス、発電設備と燃料会社設立でバイオマス発電事業を強化

 大阪ガスは3月7日、完全子会社のガスアンドパワー(大阪市)とバイオマス専焼発電設備を兵庫県姫路市に建設すると発表した。新設備は発電容量約7.5万kWで、同社が参画するバイオマス発電設備としては7か所目となる。新設備の建設費用と運転資金の一部は、金融機関などからプロジェクト・ファイナンス方式で調達する。また、両社は九電みらいエナジー(福岡市)と事業運営会社「広畑バイオマス発電」を設立し、竣工後の運転管理などに当たる。新設備の主燃料は、国内外から木質チップを調達して使用する。このため、同社は西信森林資源(三重県松阪市)、日本製紙木材(東京都千代田区)との3社で、燃料の調達と販売を行う「グリーンパワーフュエル」(大阪市)を設立した。新会社は、国内の未利用材などを燃料として調達・搬送し、同社グループの稼働中、あるいは開発中のバイオマス発電設備に供給する。新会社の資本金は5000万円で、出資比率は、▽同社・55%、▽西信森林資源・35%、▽日本製紙木材・10%--となっている。