富士フイルムホールディングスは1月10日、2050年度にすべての購入電力を再生可能エネルギー(再エネ)由来の電力に転換すると発表した。その前段階として、2030年度には購入電力の50%を再エネ由来の電力にする。これで、同社が使用する全エネルギーでCO2排出量をゼロ化する。現在、同社グループでは、使用エネルギーの約半分を購入電力、残り半分を自家発電で賄っている。同社グループが生産する、ディスプレイ材料などの各種高機能フィルムは、生産工程の一部で高温の蒸気が必要でになっている。このため、電力と高温蒸気を同時に発生させるコージェネレーション(コージェネ)システムを使用している。2030年度の目標では、このコージェネを継続使用してさらにエネルギー効率を高め、電力会社などから購入している電力は再エネ由来の電力に転換する。2050年度までには、全購入電力を再エネ由来のものに改め、コージェネの主燃料を現在の天然ガスから水素燃料に転換する。並行して、技術開発が進んでいるCO2回収・貯留技術なども取り入れていく。
2019/01/11 ニュース
富士フイルム、2050年度に全購入電力を再エネ化
2019/01/11
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