2018/12/05 ニュース
伊藤忠、米企業の太陽光・蓄電池企業の増資を引き受け

 伊藤忠商事は12月3日、米国で住宅用太陽光発電事業を行うサンノヴァ・エナジー・コーポレーション(本社・米テキサス州)の第三者割当増資を引き受けると発表した。サンノヴァは、一般家庭用蓄電池(ESS)事業も行っており、両社で米国市場に適したESSを共同開発するほか、サンノヴァの太陽光発電設備に順次ESSを導入する。また、同社が出資している英モイクサ・エナジーのAIソフトウェア「GridShare Client」を活用し、米国市場でESSの最適運用サービスを展開する検討を進める。サンノヴァは2012年に設立され、全米22州に400MW以上の太陽光発電設備を保有している。米国では、各州で住宅用太陽光発電設備の補助政策が順次廃止・見直されていく傾向にあり、同社は今後、米国内でESSの需要が高まると見込み、今回の出資を決めた。