2018/11/16 ニュース
高圧電力の顧客減などで当期利益34.7%減 イーレックス

 イーレックスが11月14日に発表した平成31年3月期第2四半期連結決算によると、同期の業績は売上高308億1500万円(前年同期比40.4%増)、営業利益18億4800万円(24.7%減)、経常利益16億5300万円(28.7%減)、当期利益9億1500万円(34.7%減)の増収減益となった。同期の電力小売事業では、低圧分野でCasaとの業務委託契約を締結した。Casaが提携する代理店約7500社のネットワークを通して、賃貸物件への入居予定者に向けたサービスを提案していくという。代理店・パートナー企業の拡充などで、電力供給施設数(9月末の時点)は低圧分野で約11万9000件(4万5000件増)と大幅に増えた。一方、高圧分野は競争の激化で約1万600件(200件減)と減少した。発電事業は、バイオマス発電設備の土佐発電所で9月に定期修繕、佐伯発電所は臨時点検を実施した。建設中の大船渡発電所、豊前発電所は2020年1月の稼動を控え建設工事が順調に進捗している。10月には蒸気ドラムの上架式を行った。通期は全社で売上高656億6100万円(39.9%増)、営業利益43億7500万円(9.1%減)、経常利益39億6400万円(12.7%減)、当期利益25億1000万円(17.4%減)と増収減益を見込む。