2018/09/13 ニュース
YAMABISHI、男鹿駅に小型風車と連携する蓄電池を納入

 YAMABISHI(東京都太田区)はこのほど、JR男鹿駅新駅舎(秋田県男鹿市)に風力発電との連係機能を実装した自家消費用リチウムイオン蓄電システムを導入したと発表した。7月1日から稼動しており、先に導入されたゼファー製の小型風車「Zephyr9000(単機出力4.9kW)」9基と連携している。導入した蓄電システムは同社の「YRW-400-30KHW-48Lib」で、容量は48.3kWh。核となる電池は東芝製の「SCiB」を採用している。新システムは、駅舎の負荷と風力発電の瞬時電力を比較し、出力が「駅舎負荷<風力発電」では逆潮流しないように蓄電池に余剰電力を充電する。その逆で「駅舎負荷>風力発電」では蓄電池から放電を行う。これらの制御で、風力発電の余剰発電分の電力を蓄電池の活用で自家消費する。蓄電池が満充電に達したときは、部分的に風車を停止するなどの制御も行う。