北海道電力は9月11日、9月6日の北海道胆振東部地震で停止した苫東厚真発電所(出力165万kW)の点検結果と復旧見通しを公表した。同社の調査の結果、1号機(35万kW)、2号機(60万kW)で、ボイラー管が計13本損傷していることが判明した。タービンとその他設備に甚大な損傷は認められず、同社は損傷したボイラー管の交換と点検を9月16日の週に実施する。この作業後、1号機の復旧は今月末以降、2号機は10月中旬以降になる見通しだとしている。4号機(70万kW)では、冷却が終わり次第タービンの点検を実施する。現状でボイラー、タービンともに深刻な損傷は確認されていないが、復旧は11月以降と予定されている。苫東厚真発電所のほか、火力発電設備では音別発電所2号機(7.4万kW)が同日にガスタービン振動の上昇で自動停止した。同社では現在原因を調査しており、早急に復旧作業を進めるという。
2018/09/13 ニュース
北海道電力、苫東厚真発電所の完全復旧は11月以降
2018/09/11
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