2013/06/11 ニュース
高知県、小水力発電の発電容量を10年後に3800kWに引き上げ
 高知県はこのほど平成23年3月に策定し、平成24年3月に新エネルギー関連産業の育成を追加した高知県新エネルギービジョンを一部改定した。昨年7月にFIT制度が導入されことなどを受けた措置で、ビジョンでは県内の小水力発電量を4年後に2459kW、10年後には3800kWに引き上げる。
 
 このため、▽地蔵寺川発電所(仮称)の建設、▽有望地点での詳細調査・概略設計の実施、▽県内自治体に向けた小水力発電導入の技術的支援、▽県内企業による水力発電機器開発への支援、などの支援策・プロジェクトを実施する。風力発電は4年後に7万1450kW、10年後に15万1000kWまで導入量を引き上げるとし、▽自治体主体の発電事業化の検討、▽保守管理や修理の面で事業主体と県内企業とのマッチングを行う、▽県内企業の発電機器の開発、などに取り組む。間伐材などの未利用材を含む木質バイオマスは4年後に40万3000t、10年後には53万tまで利用量を拡大し、▽木質燃料の製造コストの低減、品質の確保と安定供給の支援、▽産地一体での園芸施設などへのバイオマス利用機器の導入を支援、▽木質バイオマス発電の施設整備支援、燃料の原木を安定供給、などの施策を実施する。